石川楓花【占い師口コミ】

幼いころから神話の世界に無意識に惹かれて育った石川楓花先生。特にギリシャ神話や北欧神話の物語や登場人物たちのドラマを読み進めるうちに、それらがただの物語ではなく、人間の感情や運命の深層を映す鏡のように感じられる存在であることに悟ったのだそうです。学生時代には、西洋占星術の12星座を自然と覚え、友人や知人の性格や運命傾向を星座別に覚えていたという逸話が、その感受性と洞察力の原点を物語っています。

成長するにつれて、神話的世界観だけでなく、西洋神秘思想──グノーシスやカバラ──への関心を深め、書物や講義を通じてその理論背景を丁寧に学びました。知識を形だけでなく、自らの内面で味わい、思索を重ねていく過程で、「占い」という言葉を超えた“魂の探求”とも言える世界に没入していったのです。

デザイナーとしてアパレル企業に勤務し、キャラクターの企画やイラストなどクリエイティブな仕事にも携わった経験があります。その経験が、視覚的な表現や象徴の感覚を育て、後に占術を言葉で伝える際のわかりやすさや親しみやすさにもつながっています。フリーランスでのデザイン活動も行っており、絵を描くことや表現することへの愛着は今もそのまま。

あるとき新聞で目にした「占い講座生徒募集」の案内が、占いをきちんと学ぼうというきっかけとなりました。そこから西洋占星術・タロット・ルーンなどの技法を組み合わせて研究を始め、本格的な鑑定・指導へと歩みを進めていきます。

石川楓花先生の鑑定スタイルの根幹には、「明快さ」と「優しさ」があります。どのような相談にも、曖昧さを残さず、しかし厳しさだけでなく温かさをもって語りかけることを大切にしています。また鑑定のみならず、個人レッスンや講座を通じて、相談者・生徒が自分自身で星やルーンの声を読み解けるようになることを目指しています。

専門とする占術は複数。まず西洋占星術では、生年月日や出生時間などからホロスコープを読み取り、運勢の流れ・性格・人間関係などの傾向を把握。またタロットカードでは今の心情や状況を映し出し、直面している問題を視覚的に整理します。そして何よりルーン文字を得意とし、古代北欧で用いられたルーンのシンボルに秘められた意味を深く読み解き、ご相談者が抱く迷いや疑問の根源に光を当て、次に取るべき行動や心構えを具体的に示すことに長けています。

ルーンは、古代ゲルマン民族の間で聖なる文字として扱われ、“神託（しんたく）”として用いられてきた歴史を持ちます。それぞれの文字が象徴とエネルギーを携えており、そこから現れるメッセージを読み解くためには象徴への理解と直感、そして経験が必要です。石川楓花先生は、その象徴論と直感的読み取りを組み合わせることで、単なる言葉の解釈以上の、心の奥底に届くリーディングを行います。

活動と実績

現在、ご自身の公式サイト「Maple Forest ～ルーンの世界へようこそ～」を運営し、ルーン、西洋占星術、タロットなどを教える講師としても活躍中。鑑定・個人レッスンを行うほか、執筆活動においては占いコラムや雑誌・Web媒体への連載多数。代表的な著書として『あなたの願いを叶えてくれるルーン占い入門』（説話社）があり、初心者にもルーンの世界を開く入口となる一冊です。

また、講師としての経験も豊かで、渋谷のアルカノン・セミナーズ、原宿の母のすーちゃんスクールなどで、西洋占星術やルーンについての講座を定期的に開催。授業は対話形式を取り入れ、生徒自身がホロスコープやルーンシンボルを手にとって体験しながら学べるスタイルを大切にしています。特にルーン講座では文字の意味だけでなく、実際の道具（木片、石、カードなど）を用いた占い演習や、護符（バインドルーン）作成など、実践的で楽しみながら深められる内容が高く評価されています。

メッセージと想い

「今がどれほど辛くても、未来は必ず変化できる」という信念を胸に、ご相談者と共に運命の糸を紡ぎ直すお手伝いをしたいと願っています。過去の傷や不安をただ癒すだけでなく、自分自身の内にある力に気づき、それを使って歩き出す勇気を持てるように導くことが、鑑定士として最も大切なことであると考えています。

また、占術を学ぶ人には「理解するだけでなく、自分の人生に占いを活かす」ことを促しています。星の配置やルーンの文字は、ただ知識として詰め込むものではなく、日々の選択や思考、心の持ち方を見つめ直すための指針であり、自分自身の感性を育てる道具でもあるからです。